豊胸手術の種類や値段の相場はいくら?

美容整形で二重にしたり鼻を高くするのは人気ですが、他にも脂肪吸引や豊胸手術も人気のあるものです。しかし豊胸は他と比べるとちょっとデリケートな部位なので、どんな種類があり、いくらするのかなど人に聞くのはなかなかできないですよね。

そこで、豊胸手術の種類や料金相場などについてご紹介していきます。

これからやろうと考えている人は参考にしてみてください。


豊胸手術はどんな流れで行うの?

豊胸手術は胸を大きくするもので、見た目をよくする美容目的で行われます。主に美容外科や専門クリニックで手術を行います。医院によって多少差はあるものの、以下のような流れで手術は行われます。【予約・カウンセリング】

まず電話やウェブからカウンセリングする日を予約します。予約日当日は来院し、問診票を記入します。悩みや相談したいこと、不安なことなど記入します。そして問診票をもとに医師によるカウンセリングを行います。【手術の説明】

タブレットやパソコンなどで、実際の手術方法やダウンタイム、術後生活で気を付ける点などの説明を受けます。

さらに実際に使用する医療器具について説明があることも。納得できれば希望のサイズや形などを決定します。そして料金についての説明を受けます。手術方法に納得できても料金が高すぎる場合には断ることも可能です。すべて納得した上で手術日決定という流れになります。

【手術】手術方法によっては事前に血液検査が必要な場合もあります。手術の方法によってまちまちですが、ほとんど入院は必要ありません。ただ1週間前後で経過観察のため来院する必要があります。経過良好で問題なければ通常の生活に戻って大丈夫です。

豊胸手術の種類と特徴は?

豊胸手術にはいくつか方法があり、それぞれに特徴があります。ここでは主な種類について紹介します。【バッグ挿入法】ワキを開き、シリコン製のバッグを胸に入れる方法です。昔から行われている方法で、より大きなバストを作れるメリットがあります。

詰め物には自然な形のお椀型、グラマラスなイメージになる釣鐘型など様々な形状があります。

バッグは時間とともに劣化し、永久的に使えるものではないので、定期的なメンテナンスが必要です。【ヒアルロン酸注入法】美容整形などに使われている方法と一緒で、胸にヒアルロン酸を注入して大きくします。こちらの効果は一時的なもので、ヒアルロン酸が体内に吸収されたら(萎んできたら)再注入が必要です。

とはいえ、体に異物を入れるバッグ挿入法と違って安全な方法です。効果が一時的なので「プチ豊胸」とも呼ばれ、さわり心地はやや固めです。【脂肪注入法】体の一部分から皮下脂肪をとり、それを胸へ注入する方法です。

自身の脂肪である点やメスを入れる必要がない点がメリットであり特徴です。ただ大幅なバストアップは望めず、脂肪が定着しないとしこりができる場合もあります。【輸液による豊胸】ラクトリンゲルなどの一般的な輸液を注入することで胸を大きくします。

ただし効果はヒアルロン酸注入よりもさらに短く、6時間前後しかもちません。なので、これによって豊胸するというよりも、他の豊胸手術を行う前のシミュレーションとして利用されることがほとんどです。

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料金相場は?保険は適用される?

では豊胸手術の相場はいくらでしょうか。手術の方々によっても料金には差があります。シリコンバッグを挿入する場合、両方の胸でおよそ70万円です。体を切り開いたりするので、高額となります。脂肪注入の場合は吸引と注入両方なので、およそ100万円です。

一般的に、胸の下を切るよりもワキを切った方が傷跡が目立たないので、より高額になるそうです。ヒアルロン酸注入はメスが必要なく、プチ豊胸になるので注入するヒアルロン酸の量で数万円~20万円ほどとなっています。

ですが、あくまでこれは平均で、シリコンバッグの豊胸を50万円でできるクリニックもあれば、脂肪注入法が150万円ほどかかるクリニックもあります。

クリニックによって料金には大きな差があるので、よく調べた方が良いでしょう。ちなみに豊胸手術は保険適用外となります。なぜなら医療目的ではなく美容目的だからです。保険適用外となると、上のように結構高額になります。

ただクリニックによって支払い方法は選択でき、現金一括以外にも分割払いやカード払いなどがあるので、一度に支払えない人でも安心ですね。

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何に気を付けたら良いか

気になるのが豊胸手術後は普通に生活しても良いのか、というところでしょう。特にバッグ挿入は体に異物を入れているので、運動したり胸を押し潰したりしても良いのか不安になりますよね。大体は手術前と変わらない生活で問題ありませんが、シリコンバッグは強い衝撃で破裂する可能性があるので、強くぶつけたりつかんだりするのは避けた方が良いです。

また、術後1ヶ月は傷口が癒着しきっていないので、切ったところも必要以上に触らないように気を付けます。また、脂肪注入やヒアルロン酸注入の場合は、痛みは無いものの、術後は熱っぽかったり、腫れる場合があります。

およそ1ヶ月ほどで徐々に落ち着くので心配は要らないでしょう。ヒアルロン酸の場合は効果が一時的なので、小さくなったな、と感じたら効果がなくなってきたと判断するのが良いでしょう。再注入するかしないかは希望によって決めて大丈夫です。


トラブルがあったらどうする?

では豊胸手術でトラブルがあったらどうするどうしたら良いのでしょうか。まずは手術を受けたクリニックに連絡をして、診察してもらいましょう。必要であれば再手術を行います。ヒアルロン酸注入ではほとんどトラブルはありませんが、バッグ挿入や脂肪注入は少ないながらリスクもあるので、万が一のために覚えておいてください。

バッグ挿入はバッグの破裂や合併症などの問題があります。滅多に起こることではないですが、強い衝撃を受けたり、バッグが劣化することで起こります。そのため、医師に言われた期限や生活での注意点は必ず守るようにしましょう。

脂肪注入は自身の体の脂肪を注入するため、拒絶反応などはありませんが、あまり大量に入れると定着せずしこりができたり、脂肪壊死、石灰化などの問題があります。また、ヒアルロン酸注入のように胸が萎んでしまうこともあります。

ただし、正しい手術であればこうした問題はそれほど頻繁にあるわけではないので、クリニック選びは慎重に行った方が良いでしょう。